スキルなし資金なし人脈なしだった僕が、一人で起業して売上を作るまでにやったこと。

マインド編

自分の市場価値を受け入れた

これが、最初の関門。

専門職をドロップアウトし、資金も人脈もなかった僕は、言うまでもなくゼロ。

ただでさえ自信をなくしていた僕にとってその現実は、目を背けたくなるほどつらいもんもでした。

でも、「自分を客観視して現状把握しなければ、先に進むことはできない」と考え、どうにかこうにか受け止めたのです。

これは、企業をドロップアウトした僕でなくても、必要なことじゃないかと。

会社や組織に属していれば、周りの評価は”自分に対して”ではなく、”会社や組織に対して”なされます。

”会社や組織の市場価値”を借りることで、自分の市場価値を包みかくすことができたわけです。

これに対して、起業すれば、自分の市場価値が露呈します。

市場価値は、会社の中での地位とはほとんど無関係。

組織の中でそれなりの地位だったとしても、いざ独立してみると世間での評価は低かった、という可能性も十分にありえる。

そのときに早い段階で現実を受け入れられないと、現状把握もできず、戦略を練ることができません。メンタルを追い詰めてしまう可能性もある。

ゼロならゼロと受け入れる。

スタートを切るためには、まず自分の今を受け入れることが大切です。

受け入れた上でリセットした

現状把握をしたら、気持ちをリセットしました。

事実を受け入れることは必要ですが、そのときの「負の感情」までも持ち越す必要はないからです。

「自分は今、こんな不利な状況に立たされている。でも、ここから成長していくぞ」という思いに切り替える。

僕は、ここでリセットしたことで、資格という過去の産物を手放し、新しいモノを取り入れていく覚悟ができました。

何かをはじめるうえで、できるできないはいったん考えなくした

スキルや資金力に自信がないときに、はじめから「これは実現可能なのか?」という視点で考えてしまうと、アイディアが広がりません。

僕がもし、はじめに「これは自分にできるんだろうか?」と考えていたなら、今のような物書きにはなっていないでしょう。

「自分には理学療法士としてしか働けないんだ・・・」

と暗い気持ちになり、独立をあきらめて路頭に迷っていたかもしれません。

そうならなかったのは、

「できることが限られてるのに、その中でなんとかしていこうなんてぜいたくすぎる。何も持っていないなら、”これから身につけていく”という前提で考えなくちゃな」

と思えたからでした。

それに・・・実際に独立してみて、

「独立前に必要なスキルと独立後に必要なスキルはちがうんだな」

と感じています。

独立前は、どうしてもコンテンツの質ばかりに意識が向きがちです。

ですが、実際に独立してみると、集客だとか、お金の使い方だとか、「ビジネス全体を見渡す力」が必要だとわかる。

で、このスキルは、実際に事業を始めてみないとわからないものばかりなんですよね。

他人の話を聞いても、本で情報収集していても、本質的には理解できないし、スキルとして身につきませんでした。

結局は、新たに学ぶことがどんどん必要になって来るというわけです。

それならば、はじめは「したいかどうか」を基準に考えた方がいいですよね。

日常にひそむ”解決すべき課題”を探す習慣をつけた

これは、コンテンツを生み出す上で必要な習慣でした。

何かを売ろうとするならば、それを買う理由、つまり買い手が抱える問題を見つけなければなりません。

たとえばコップを売りたければ、いきなり他人に「このコップ買って!」といっても買ってもらえませんよね?

コップを売るために必要なのは、

  • 飲み物を注げなくて困ってる
  • 今使ってるコップの機能やデザインに満足がいっていない

といった課題が必要なわけです。

いわれてみると簡単なことですが、ビジネス的な視点がなかった僕には、問題点を見いだす習慣がありませんでした。

今置かれてる状況に疑問を持たず受け止めてしまう、いわば思考停止状態だった。

日常の問題点を探すというのは、この思考停止状態を変え、ビジネス的な思考を得るためにとても役立っています。

このメディアも、

「どこかに通勤して、道具を準備しないと仕事ができないという今の世の中はおかしい」

という問題意識があったからこそ、生まれたものだったりします。

情報収集を習慣化した

どんなに自分の頭の中でぐるぐるしていても、答えは見つかりませんでした。

答えが見つからない時間が長引くほど、どんどん自信を失っていくばかり。

なので、他人から答えやヒントをもらうことが必要でした。

問題が生まれたら、すぐにGoogleやSNSを使って、すぐに解決する。

シンプルですが、いまなお大切な習慣です。

はじめの頃はうまく検索を使いこなせず苦労しましたが、試行錯誤を繰り返すうちに、すこしずつ効率的に情報収集できるようになっていきました。

現在では、ネットを使った情報収集を効率化するセミナーを開くまでになっています。

また、最近では、自分がそこまでほしいと思っていない情報にも触れるというのが大切だと感じています。

理由は、思考の幅が広がるから。

ネット検索だけでは、自分の頭の中にあること、それに関連することしか情報を得られません。得られる情報が偏ってしまうのです。

しかし、問題解決のヒントというのは、自分の考えていたことと全く違う方面の情報、つまり自分の頭にないことから得られるということが多々ある。

例えば僕は、ビジネスを学んだことによって、卓球の練習効率が上がりました。コストパフォーマンスを考えるというビジネスの習慣が、卓球にも応用できたんですね。

その甲斐あってか、練習時間が減ってしまったにもかかわらず10年ぶりの全国大会に出場できました。

でも、これって、卓球のことだけを考えていたら起こりえないことだと思います。

たまたまビジネスの知識を得たら、卓球にも役立つことができた、という流れ。

そう、ほしくない情報を機械的に仕入れるというのは、こういった偶然を引き起こすチャンスを作ることができるのだと実感しています。

行動習慣編

情報発信を習慣化した

どんなビジネスをはじめるにしても、集客のためには発信力が必要です。

ビジネスで最も大変なのは集客。裏を返せば、集客さえできていれば、ある程度売り上げを作ることは可能ということになります。

幸い、この時代には、ブログやSNS、YouTubeなどのツールがそろっています。

まだ具体的な商品サービスが決まっていなくても、見込み客を集めておくことは十分可能なわけです。

起業すると決意したときの僕は、資金が全くなく、広告費を割くことができませんでした。

このため、なかば消去法でブログによる情報発信を選びました。

そして現在、ブログは資産化し、集客の道具として機能しています。

情報発信の話をすると、「顔出しが必要なのか」という質問を受けることがあるので、補足。

結論から言うと、顔を出すか出さないかは重要ではありません。
世の中には、顔出しをせずに活動している方もたくさんいるからです。

極端な例でいえば、社会派ブロガーのちきりんさん。
顔も経歴も非公表ですが、Twitterでは20万フォロワー以上いるし、オフ会やラジオなど、リアルの現場でも活躍してる。

「顔出ししなければ信用を勝ち取れない」というわけではないようです。

組織をドロップアウトし、世間の目を気にしていた僕は、表舞台にたって発信することが怖くなっていました。そこで、最初は知り合いには一切公表せずブログを書き始めました。最初は顔出しもなかった。

それでも、コンテンツが充実していれば、アクセスは集まり、読者も集まっていきました。

その頃書いた記事のなかには、いまだに読まれて続けているものも。

勇気を出して情報発信しておくことは、のちに自らの身を助けてくれるんだと実感しています。

自分の行動を”投資”に変える意識を持った

会社の場合、通勤手当が出たり、住宅手当が出たり、勉強会の参加費が経費で落ちたりと、手取り以外に補助がもらえることが多いです。

これに対し、独立するとそういった補助は一切受けられません。

自分の使ったお金と時間はすべてコストになります。

だから、自分の行動に対してつねに「これは自分のとって投資になっているのか?」を考えていかないと、ただ闇雲にお金と時間をつかってしまうことになります。

僕の場合、冗談抜きに「事業に使えるお金は月1万円まで」というくらい、つかえるお金が限られていました。

1つの行動にかかるコストに対して、とてもシビアに検討しなくてはならなかった。

多少は稼げるようになった今でも、その意識は変わっていません。

それと、最近気づいたのは、

補助してもらう習慣に慣れている人ほど、時間コストへの意識が低くなりがちだということ。

これは、会社員時代の自分と比較して強く感じることです。

当時の僕は、ムダ遣いしていないつもりでしたが、やはりどこかで甘くなっていたんですよね。

会社から経費が出るから、たいして意味のない飲み会に出てしまう、移動時間を無駄に増やしてしまう、のように。

お金が補助されていることによって、同時にかかっているはずの時間というコストをなおざりにしていました。

会社員の場合は、どんな時間の使い方をしても一定の給料が入ります。

しかし、独立すると、無駄に使った時間はそのまま”コスト”として跳ね返ってきます。

ですから、会社員の時以上に、自分の行動に対して「お金と時間の両面から決定する」意識をしなければなりません。

仮に移動時間が増えたとすれば、その時間を別のことに使えないか、ないならもっと減らす方法はないか。

独立してからは、自分の行動を投資に変える意識がいっそう強くなりました。

体のメンテナンスを大切にした

当たり前ですが、自分の体が一番の資本です。

前述の通り、独立したら有給はありません。

休んだぶんはそのまま無給になってしまいます。

そのため僕は、身体のメンテナンスにはより気を配るようになりました。

食事もコントロールするようになりましたし、身の回りの衛生管理にも気を配るようになりました。

なかでも大切にしているのが運動。言わずもがな、適度な運動は心身にいいので欠かしません。

独立してからは、どんなときでも強制的に運動する時間を設け、少なくとも一日に平均1時間程度は身体を動かすようにしています。

身体は資本だという話をすると、「資産形成しとけば体調崩しても大丈夫だろ」という意見が出ます。

たしかにそれは正しいのですが、そもそも身体をこわしたら人生楽しくありません。

いくら補償額の大きい保険に入ったとしても、病気によって浪費した時間は取り戻せないのです。

お金が手に入ったとしても、それを生かせる健康な自分がいなければ本末転倒

だから僕は、身体を大切にしようとつねづね考えています。

身の回りにある職業や会社のビジネスモデルを学んだ

今考えると恐ろしい話なんですが、僕は独立したとき世の中にあるビジネスモデルをまるで知りませんでした。

ビジネスのことを知らずに、ビジネスしようとしてたわけですね。勢いというのはおそろしい。苦笑

さまざまな会社、業界のビジネスモデルを学ぶことによって、自分がそれまで「このコンテンツは仕事にできそうにないな・・・」と思っていたものを仕事に変えるチャンスが生まれるのです。

僕の場合でいえば、ブロガーという職業のビジネスモデルを学んだことによって、スキルのない状態からでも、「体験を記録することで広告収入を得る」という収益化ができたわけですね。

これが、たとえば塾講師のビジネスモデルしか知らなかったら、「スキルを身につける→スキルを売る」というマネタイズ(収益化)の方法しか生み出せなかったでしょう。

ビジネスモデルを学んでおくことで、「今の自分のスキルでお金を稼ぐ方法」を見つけることができるんだと実感しました。

行動習慣編はここまでです。最後のビジネス構築編は、後日追記しますね。

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