「信用を打算的に集めて換金すること」が評価経済じゃないでしょ。【対談シリーズ第4回(ヒキコモリズム井上)】

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どうも。岡崎さとしです。今日も元気にホームレスしてるよ。

(いや誰だよ?という方は>>こちら

ヒキコモリズム井上さんとの対談記事も、今回が最終回!

今回は、最近耳にするようになった「評価経済社会」という概念について話をしてみました。

ヒキコモリズム井上って誰?

ヒキコモリズム井上さんは、「プロ引きこもり」として活動を行っているブロガー・トレーダー。

 

  1. 月間15万PVのブログ「ヒキコモリズム.COM
  2. 300人以上が参加する「ヒキコモリズムの在宅で稼ぎ散らかすサロン
を運営してる。

で、なんで今回信用の話をすることになったかというと、井上さんが『信用』というものを「信用してない」から。

井上さんは、20代前半のうちに独立して1000万円の売り上げを上げてしまった、鬼ほど優秀な人。ただ、その中でいろんな人に裏切られたりだまされたりして経験もしていて、「人を安易に信用するものじゃねえ」という考えを持っている。

プロフィール動画見ればわかると思うだけど、壮絶です。

 

そんなわけで、評価経済社会というものに対して、懐疑的な目を向けているんだ。

一方の僕も、評価経済社会にはどこか違和感を感じてるところがあった。

評価経済社会そのものというより、その広まり方や解釈の仕方に対して。

井上さんと話すことで、この違和感がはっきりするかもしれない。

そう思って、今回の話題を掘り下げてもらうことにしたよ。

信用は価値が不安定

井上さん
僕、評価経済を盲信してる人が嫌いなんですよねぇ。
さとし
井上さんは以前からそのようにいってますよね。そのように感じるのは、近しい人に裏切られたり、詐欺にあったりしたという、過去の経験によるものなんでしょうか?
井上さん
信用は「資産保全価値」がない。
さとし
たしか、

「信用自体はその価値が一瞬で変化する。だから、いくら蓄積しても、他人の一方的な感情一つで暴落するよ」

って話でしたっけ?

井上さん
そうです。

例えば、僕はたぶん今日、岡崎さんから信用を得たと思うんですけど、ふとしたときに岡崎さんの触れられたくないことに無意識に触れちゃったとき、この信用ってガタ落ちするじゃないですか。

さとし
たしかに。反対に、僕が井上さんから得た信用をなくすことも起こり得るわけですもんね。

打算的に集めた信用って、本当の信用と呼べるの?

井上さん
そのくらい不安定な価値なわけです。信用って。その程度のものを「稼ぐ」って、え?って思うわけで。

つまり、信用って勝手にたまっていくものだと思うんですよ。「稼ぐ」ってのがよくわからない。

さとし
「稼ぐ」って、信用を「打算的に集める」ってことですもんね。
井上さん

自分がやることやってれば、信用する人は勝手にするわけじゃないですか。

それを自分から「稼ぎにいく」っていうのが違和感しかないんですよね。

たとえばこの場でも、あの手この手を使って信用を「稼ぐ」ってできるわけです。

でもそれって単純に気持ち悪くないですか?

さとし
気持ち悪いです!それが打算だとわかったときに、全部が信用できなくなっちゃいますから。

「あ、これ全部信用を集めるための打算だったのか」と。

井上さん
実際、クラウドファンディングで支援とかすると、その傾向が顕著だったりします。

クラファン中はいい顔するんですけど、終わった途端にレスポンス返ってこなくなったりだとか。

二度と支援してやるもんかって思いましたよ。

さとし
えー!そんなこともあったんですか!?それって「全部がクラファンのための打算だった」ってことですよね?きっついなぁ。
井上さん
まあでも、そんなもんだと思うんですよ。信用なんて。

だから、やることやってれば稼げるから、別に無理やり信用集めなんてしなくていいすよ!って思っちゃう。

本来、やることやってれば、勝手に信用はたまるわけだから。

さとし
たしかに。それは僕も同意だなぁ。

打算的に集めるんじゃなく、生産的な行動して「結果的に集まる」という状態の方が健全ですよね。

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打算見え見えで信用稼ぎに走る人たちを、僕らは信用できない。

井上さん
評価経済をやたらめったら推してるような人の信用を積むための行為って、打算が見えるじゃないですか。
さとし
見えます見えます。

どれもこれも、口に出さないだけで「結局あとでお金を集めるためにいま親切にしてますよ〜」ってのを感じますよね。

 

井上さん

それが信用できない。笑

信用って、ふとしたときに積まれるものじゃないですか。

意識してないちょっとしたときの優しさとか、気遣いでふっと湧くもの。

 

さとし
わかります。ほんとうに見えないところに本物の信用はある。
井上さん
そそ。それを信用を「作る」とか「稼ぐ」って、うーん・・・。
さとし
信用を作る、稼ぐっていった時点で、それはサービスになると思いますね。
井上さん
サービスになるし、押しつけになるじゃないですか。
さとし
信用の押し売り?笑

 

井上さん

それですね!笑

なので、信用を押し売りすることを評価経済だと思ってるのって、ずれてない?と。

やることやって、勝手に周りから信用される状態だから、お金になったり、ほかの何かになったりするから評価経済社会と呼ばれてるわけで。

信用を打算的に作って換金するのが評価経済社会じゃねえだろ!って思う。

評価経済じゃなくてゴマすり経済になってる人多くね?

さとし
岡田斗司夫さんが提唱してから、堀江貴文さんが広めて、キングコング西野さんがかみ砕いて広まってきた評価経済社会ですが、ここ最近はその解釈がねじ曲がっちゃってきてる気がしますね。
井上さん
評価経済じゃなくてゴマすり経済って感じですよ、今のは。

それもあってか、ツイッターとかでもキラキラしたとこしか見せなくなってるじゃないですか。あれが見ててほんとに気持ち悪いんですよ。

さとし
うーん、たしかに、好感度集めに走ってる人は多いですね。僕もあれみるとうさんくささを感じちゃう。
井上さん

そうなんですよ。ほんとにそんな聖人君子なの?って。ほんとはおまえ、腹ん中では「こいつうぜえな」とか「氏ね」とか思ってるんだろ?と。笑

僕もあのキラキラしてばっかいるのが気持ち悪いから、僕はあえて黒い部分を出してる。

さとし
で、あの口の悪さってわけですな?笑
井上さん
はい。笑

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打算で手に入るのは『ビジネス上の信用』だけ。『人間としての信用』は手に入らない。

2017年は、「無料で提供するサービスの範囲を広げ、マネタイズを後ろにずらす戦略」というのが主流になり、「先に『信用』を集めておけば、あとからお金も集められる」という考え方が一般的になった。

たしかにその通りだと思うし、今後も続いていくものだと思ってる。

ただ考えておきたいのは、この無料化戦略で集めてる『信用』というのは、『ビジネス上の信用』であって、『人間としての信用』ではないんだってこと。

打算で作った信用の上に成り立ってる人間関係は気持ち悪い

そこを区別してないと、個人間ではすごく窮屈な関係になってしまうと思うんだ。

「今ここで恩を売っておけば、あとで返してくれるはずだ」

「あのときタダでしてやったんだから、いまお金出してくれるよね?」

おたがいに打算し合ってる人間関係なんて、気持ち悪いじゃないか。

打算があるなら、あらかじめ伝える方が健全

僕は投げ銭形式の人生相談をやってるけど、「お金を払ってくれるだろう」という期待は込めていない。ビジネス目的にならない範囲でやってる。

もし、今後コンテンツの1つとしてやるなら、「一問一答までは無料でチャット形式は有料」のようにあらかじめ伝えると思う。

最近では、友人の家事を代行するかわりにタダで家に泊めてもらったりしたけど、これも僕があらかじめ「家事手伝うから、家泊めてくれない?」と頼んだものだ。

はっきりいって僕の方が得してるとしか思えないんだけど、それでも友人はこころよくOKしてくれた。

じゃあ、それまでに何か恩を売るようなことをしたかというと、そんな覚えはない。つまり、『ビジネス上の信用』を蓄えたりはしていないんだ。

自分で言うのは恥ずかしいけれど、『人間としての信用』があったからOKしてもらえたんだと思う。

むしろ、『ビジネス上の信用』では、こういった関係性は作れないだろうし。

 

断っておきたいのは、僕と井上さんは「評価経済社会なんて幻想だ!」って言うつもりではないよってこと。

「いまタダで親切にしてあげれば、あなたはあとでお金を出してくれるよね?」

という打算見え見えな人たちは気持ち悪いよね、って話です。

そんな感じ。

 

 

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